結論
損切りは必要です。
ただし、損切りは極力しないようにすべきです。
※以下は、私が行っているスイングトレードを前提としているため、スキャルピングやデイトレードには当てはまらない部分もあります。
なぜなら
損切りを繰り返すようでは、資金は増えません。むしろ、損切りを繰り返す中で、平常心を保てなくなり、無茶なギャンブルトレードを誘発します。そして、資金を大きく減らします。そのため、損切りは極力しないようにすべきです。
しかし、損切りしないよう、とにかく含み損に耐えろ、というわけではありません。損切りにならないためにはどうすべきかを考えるべきです。
損切りにならないための対策
では、損切りをしないようにするには、どのようにするべきか。
対策は2つあります。
一つは、結果論になりますが、損切りにならないよう、エントリーを厳選することです。損切りは確かに大切です。しかし、ダメだったら、すぐに損切りすれば良いやと、損切りを安易に捉えると無駄なエントリーを誘発してしまいます。エントリーするときは、常に勝つ、負けないというエントリーをすべきです。損切りを正当化していては、資金は増えません。
もう一つは、ある程度のチャートの逆行を許容することです。なぜなら、為替のチャートを常に正確に予測することは不可能です。為替は、一時的に思いもよらない動きをすることは多々あります。そのため、その度に、すぐに損切りとしていると勝てるものも勝てません。
損切りはしないほうが良いか?
ここで勘違いしてほしくないのは、損切りは不要だというわけではありません。損切りは必要です。あくまで極力しないほうが良いというだけです。必ず損切りしないといけない場面はあります。そのような時にだけに、損切りをすれば良いのです。
それは、ファンダメンタルズに逆張りしたポジションを持ってしまっている時です。為替は基本的にレンジになります。ただ、ファンダメンタルズの転換時には強いトレンドを形成します。
誤解を恐れず言いますと、極論ファンダメンタルズに順張りしたポジションであれば、いずれ戻るということです。その際は損切りは必要ありません。ただ、その際は過度にポジションを持ちすぎていないなど、適切な資金管理ができている前提になります。
損切りすべき時とは
では、逆にどういうときに損切りをすべきか。それは、ファンダメンタルズが転換した時です。具体的には、金融政策や、米雇用統計、米CPI等の重要な経済指標により相場の方向感が転換した時です。その際は迷わず、損切りです。これを見誤ると致命傷を負い退場につながります。
ファンダメンタルズの転換を見極める力こそ、相場で生き残るために最も大切なスキルなのです。